あれはそう、1月の
夜が長い季節
時間の違う街で私
あなたを見つけた
全てが銀幕の
中の出来事のよう
取り巻く景色が瞬間
色鮮やかになる
共有した時間の長さに
比例して、加速度的に
飛行機雲、飛行機雲
その先のあなたを想う
独りよがりで決めた
馬鹿な決意笑ってくれるかしら
高く光る飛行機雲
何もかも捨てられたらなぁ
…理性があるからね
緑色の腕輪
黒く甘い汁粉
薄汚れたのビル街と
ミルク入りの紅茶
あなたにつながる
記憶を辿るたび
私の深くに染みて
とりこにさせたのよ
交わした数少ない言葉に
感じたわ
それが意訳でも
飛行機雲、飛行機雲
その先のあなたを想う
独りよがりの私
あなた無しで笑っていくのかしら
長く続く飛行機雲
消えないで、風よ吹くな
…忘れてしまうから
さよなら、二度と会わないのかしら
私たち始まってない
飛行機雲、飛行機雲
その先のあなたを想う
独りよがりで決めた
馬鹿な決意笑ってくれるかしら
高く光る飛行機雲
何もかも捨てられたらなぁ
…理性があるからね
…なくてもいいのにね
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